見ました(岩月)

昨日テレビで、イタリア料理専門のファミリーレストランの創業者へのインタビューの番組を見ました。

創業以来右肩上がりで、売上800億円超のその会社の経営哲学は「安くて美味しければ客は来る」だそうです。

印象に残ったのは下のようなやりとり

 司会者:「質を落とさず安くする、その秘訣はなんですか?」

 創業者:「自分たちの無駄を徹底的になくすこと」

その徹底した効率重視の経営を貫いて目指すのは、低賃金のフードサービス業界の中で社員が一生、家族を養っていけるだけの給料を払い続けられる会社にすることなのだそうです。

お客様に「安く美味しく」を提供するために自分たちの無駄を徹底的になくす。

どれだけ仕入金額を低く抑えるかやどれだけ人件費を低く抑えるかを掲げるのではなく、自分たちの中にある無駄を徹底的になくす努力をすることを掲げ、そしてその結果として従業員を豊かにする。

無駄の排除・コスト削減というとどちらかというとマイナスなイメージを抱いてしまいますが、この創業者からは何だかすごくポジティブな感じに聞こえました。

企業の会計に関わる人間として、経営者の方々が前向きな姿勢で「無駄」をなくす、そんなお手伝いができればなと、このインタビューを聞いて思いました。