1月1日より日本年金機構がスタートしました!<高橋>
社会保険制度の改革がめまぐるしく進められる中、
2009年12月で社会保険庁が廃止され、今後の年金業務は
「日本年金機構」が引き継ぐということになりました。
(今までの「社会保険事務所」が、今年からは「年金事務所」という名称に変わります。)
次々にでてくる年金問題で、厚生労働省も様々な対策を取ってきましたが、
いよいよ組織自体の根本的な体質改善が図られるかたちとなりました。
日本年金機構に関しての記事を見ると、
「お客様へのサービスの質の向上」という言葉が頻繁に出てきます。
各社会保険事務所では利用者が年金の相談に訪れても、長時間待たされたり、
職員の対応が悪かったりすることも多かったようで、
こうした状況を踏まえてサービス向上指針として、
「お客様へのお約束10カ条」が、日本年金機構設立委員会で報告されました。
「お待たせ時間は30分以内とすることを目指します」など10項目を掲げ、
「身近で信頼される組織を目指す」としています。
また、窓口の業務内容をチェックするための「覆面調査」も行われる事になっています。
民間の信用調査会社などに委託し、調査員が事前通告なしに機構の各窓口を巡回し、
年金記録の確認手順や待ち時間などを調査するほか、相談担当者がきちんと名刺を
渡すかどうかなど職員の接客態度も確認することになっています。
この結果が、厚生労働省に報告され改善策につなげる方向だということです。
このような政策が取られることになり、本当によりよき改善へと導かれていくことを
切に願うとともに、今後の動きに注目していきたいと思います。