容量(山口)

皆様、こんにちは。

私は学生時代に塾の講師としてバイトしていたのですが、

そのときに

ミスが多い生徒は

そもそもの容量が小さい場合が多いなぁとよく感じていました。

抽象的な表現で

いきなり容量といっても分かりにくいかもしれませんが、

その子が解ける問題の範囲というか、できる範囲というようなイメージです。

例えば数学の方程式一つをとっても、

応用問題である文章問題も軽々こなせる子と

応用問題はできないけど方程式は解ける子では、

簡単な方程式の計算問題を解かせたときに

正解率が全然違うのです。

同じように解けるレベルの計算問題であっても

前者の方が圧倒的にミスが少ないんです。

特にこの差を感じたのがテストの返却答案を見たときで、

点数が良い子と悪いこの差ってそういう小さなミスの積み重ね

の場合が多いんです。

やっぱり、そもそもの問題が解ける範囲が広い(容量が大きい)子は

かなり難しい最終問題は解けなくとも

全体としては最小限のミスで高得点をとってくるんですよね。

でも、それって単に頭が良い悪いの差だけじゃないかと

思われるかもしれません。

しかしながらですね、この考え方はこの地区の超進学校K高校の

生徒を教えたときにも当てはまったんです。

当然、K高校ともなれば物凄く頭の良い子なんですが、

その子にとってぎりぎり解けるくらいの問題になると

簡単な計算ミスをバシバシするわけです。

自分にとってぎりぎりできる内容だと余裕がなくなるんだと思いますが、

通常であれば当然できるはずのことができなかったりします。

今の自分にもこれって当てはまると思います。

いろんな会社を任せてもらえていろんなことを知って行けば、

一つのことに対してたくさんのアプローチで考えれるようになるので、

余裕がなく一本道でしか考えられないときよりは

良い結論が出せる気がします。

「5」のことを「5」の容量で精一杯やるよりも

「10」の容量でやって余った「5」で別のことも考えていた方が

絶対にミスが少ないと思いますし。

実はこれ、先日会社の先輩と飲んでいたときに出た内容です。

改めて成長したいなと思った話でした。