ブルーレイ・レコーダの購入基礎知識(静岡事務所:髙橋)

 今回はブルーレイディスク・レコーダについて書こうと思います。

 DVDとBD(ブルーレイディスク)は同じ12cmのディスクですが、容量は4.7GBに対して25GBあるおかげでデータ量の多いハイビジョンを記録することができます。

 BDの種類は、1回だけ記録できるBD-Rと何回も記録できるBD-REがあり、2層になっていて倍の容量があるDLが、あります。

 BDレコーダとテレビを接続するには、コードが必要ですが、今までのコンポジットケーブル(黄・赤・白色)では、アナログ放送のレベルしか見れません。最低限、D端子(D3~D5)、BDレコーダの性能をフルに生かすにはHDMIケーブルで接続しなくてはなりません。このケーブルで接続すると綺麗に見れるだけではなく、便利なことがあります。同じメーカーの薄型テレビの番組表を見て録画したい番組があったら、選択すれば、BDレコーダの電源が入って、番組の録画予約ができます。(○○リンクと宣伝している物がそうです)

 また、HDD(レコーダ本体)に記録した地デジ番組は、10枚のみコピーできます。そのコピーしたBDからコピーは、できません。(ダビング10と言います)

 ビデオのように録画モードを変えて、1枚のディスクに録画できる時間を延ばすことができます。標準は、1枚で2時間録画できますが、最近の機器では10倍モードもできますが、私が保存しようと思うなら3倍モードぐらいまでだと思います。

 本体に内蔵されているHDD(ハードディスク)の容量でレコーダの価額が変わります。もちろん大きい方が、たくさん記録できるのですが、冷蔵庫といっしょで大きければ、いらない物まで保存してしまうので、保存しておきたい物を早めにBDに書き込んだ方がいいので、ご予算に合わせて選んでください。私としては、500GB~1TBぐらいがお勧めです。

 その他の便利な機能として

 チューナーが2個あれば、取りたい番組が重なっていても取ることができます。

 超解像技術が搭載されていれば画質が劣るDVDを綺麗にみせることができます。

 スカパーHD(有料放送)を録画できるもの。

 家庭内LANを使ってBDレコーダに録画した番組を他の部屋のテレビで見る機能が付いているもの(DLNA)

 薄型テレビに録画機能が付いているものが増えてきました。BDレコーダが内蔵されているもの(シャープ)やカセット式のHDDを接続して録画するもの(日立)、外付けのHDDに録画するもの(東芝)、HDDとBDレコーダを内蔵しているもの(三菱他)

があります。HDDのみのタイプでは、BDを接続して録画できるものとできないものがあるので、見るだけの方は関係ないのですが、保存したい方は、注意して購入してください。

 メーカー別に見ていきたいと思います。

パナソニック

10倍モードが、あり、最新のタイプでは2倍モード以上で2番組同時に取れる(今まではできませんでした)良くも悪くも平均的な操作性。画質的には、色が濃く、くっきりしている。3D映像にも対応する機種もあります。

<日立>

パナソニックのOEMで名前だけ替えたものです。

<三菱>

1世代前のパナソニックのものに三菱お得意のCMカット機能等を追加したものです。

東芝

上記、三菱のものから機能を削除してシンプルにしたものです。

東芝が開発したものが出るまで買わない方がいいかも・・・。

ソニー

おまかせ自動録画(キーワードを入力すると自動的に録画してくれる)、画質的には、ノイズが少なく、すっきりしています。編集機能が豊富でPSPに転送することも簡単にできます。メニューが独特で気に入らない人がいるかもしれません。

<シャープ>

データ放送も録画できる。(普通はできないので字幕や番組連動データは保存できない)5倍~10倍モードのほうがノイズは少なく綺麗に見られる。でも編集機能は基本的なものしかないところがあります。

<パイオニア>

シャープのOEMでデザインのみ異なります。私がお気に入りのメーカーでしたが自社開発をやめてしまったので残念です。(BDプレーヤーは自社開発で画質もいいのでお勧めです!)

 以上現時点では、メニューも使いやすいパナソニックか便利な機能があるソニーがお勧めです。どうしても3Dが見たい人は3D対応機種を選んでください。薄型テレビと同じメーカーのものを選択すればリンク機能が使えるので便利です。

これらのことを参考にしてBDレコーダを購入して最高の画質で、お気に入りの映像を保存・再生して楽しんでください。