金門島(武井)

金門島ってご存知ですか?

今でも台湾領なのですが、中国領の厦門のすぐ沖にある島です。

中華人民共和国支配地域とは最小2.1kmしか離れておらず、中国国共内戦の最前線の場所でもありました。でも、中国大陸と台湾の間には歴史的な事情があって、つい最近まで直接の交通手段がなかったのです。

ところが2001年には廈門と金門島の間で客船が運航され、今では外国人にも開放されており、先日厦門に出張した際に金門島まで足を延ばしました。

所要時間はルートにより30分~1時間です。

ほんの少しの距離の移動で、コンビニの店員、タクシー運転手、旅行会社の職員まで金門島は正に台湾でした(この違い、分かりますかね)。モスバーガーもOPENしました。

金門島の歴史は古く、唐の時代から役人が派遣されていたので島内はいろんな歴史的建造物があったようですが、内戦でほとんど破壊されてしまいました。

現在、台湾政府は金門島を観光地として整備し始めました。

以前は軍事機密だった、内戦時代に掘られた大きな軍用トンネルなど今は開放されていますので一般観光客でも見ることができます。

高粱酒の名産地でもあり、見どころはいっぱいあります。

台湾からも厦門からも日帰りで行けますので、(できれば一泊で)ご興味ある方はせひ行ってみてください。