終の住処(渡邉)

先日、京都へ行ってきました。

今回の目的は

今年3月にできたばかりの国内初の完全人工海水の京都水族館と、

数年前から行きたいと思っていた三十三間堂です。

この二つがある京都駅周辺を主に、

清水周辺・上賀茂などを巡る旅となりました。

まずは、京都水族館

建物自体は大きくないですが、期待以上の見ごたえがありました。

オオサンショウウオと人馴れしたペンギンが印象的。

イルカショーもやっていて、立ち見になるほどの人気ぶりでした。

みんなしっかり芸を持っていてこちらも楽しめました。

そして三十三間堂

1001体ある千手観音はやはり圧巻でしたが、

その前には八部衆風神雷神などの像もならび

静かな中、一体一体をゆっくりと拝観することができました。

天井に花の文様が描かれているのを初めて知りその技に感動しました。

その他にも、

りりしい帝釈天が見られる立体曼荼羅がある東寺や、

縁切りで有名な金比羅宮、清水寺、下鴨、上賀茂神社など行きましたが、

今回一番印象深かったのは

秀吉の菩提が弔われた高台寺、通称・ねねの寺です。

建物のところどころ細かい細工に桃山文化らしい豪華さを感じますが、

(庭園の竜には驚きましたが・・・あれ、前からあったかな?)

建物・お庭・茶室・すべてをつなぐ小路その全体の雰囲気には

そこに立っているだけで、

引き込まれてしまいそうでした。

すっと静かなのに、どっしりと力強いパワーを感じる不思議な場所です。

人生最後の時間を、こんなところで過ごせたら素敵だろうな~と感動しました。

またこれからも、さまざまな地へ赴いて先人の技や想いに触れて、

自分の理想の、終の住処・・

そんな場所を見つけていきたいなと思います。