頑張れ日本警察!(石田)

こんにちは、三河の吉川晃司です。

初めて見た人は「三河の吉川晃司って何?」と思われると思いますが、単なるペンネームですから、気にしないでください。

過去の栄光に浸ってるだけですから・・・・・。

さてさて、昨日、耳を疑うようなニュースが入ってきました。

「緊急走行のパトカーに赤切符

ですって。

京都府警高速隊員が運転するパトカーが兵庫県内の高速道路で緊急走行中、速度違反自動監視装置(オービス)に速度45キロ超過と測定され、兵庫県警道路交通法違反(速度超過)容疑で検挙された」

というものです。

法律上、正しい対処なんでしょうが、私の最初の印象は

「やっぱりそうなのか」

というものです。

というのは、あくまでも噂ですが、

「警視庁と神奈川県警」「京都府警と大阪府警兵庫県警

は仲が悪いと聞いていたからです。

噂ですから、真偽の程はわかりませんが、今回の件で「やっぱり真実なんだ」と思えてしまいました。

「こういう時代だからこそ身内に厳しく」

という理由で対処したかもしれません。

また、処分しないと隠蔽ととられることを危惧したのかもしれません。

が、私にはそう思えないです。

ただ単なる組織同士の対立が原因ではないかと思ってしまいます。

ここで本題に入ります。

「当件の何が問題なのか」

ということです。

それは、「警察組織の縦割り・不仲が日本警察の質の低下に繋がり、ひいては治安の悪化に繋がるのではないか?」

ということです。

 

日本の犯罪検挙率は、統計を取り始めた1946年に57.8%でスタートし、1953年に70.4%の最高を記録しました。

その後も1988年まで1度も50%を切ることはありませんでした。

ところが、バブル経済真っ只中の1989年に46.2%と初めて50%を切ってから1999年まではずっと40%前後で推移し、2000年には23.6%と急落してついに30%を切り、翌2001年には最低の19.8%を記録しました。

その後も低迷を続け2005年まではずっと20%台でしたが、2006年ようやく30%を回復し2012年まで30%台を維持していました。

しかし残念なことに昨年2013年29.8%と再度20%台に落ち込んでしまいました。

 

検挙率が治安の良し悪しを正確に反映しているかは疑問です。

時代の流れもあるでしょうし、犯罪の内容の変化もあるでしょう。

また、検挙率を上げるために不正操作が行われた事実もあります。

しかし、目安にはなると思います。

このような、検挙率の低下の理由の一つに、今回の事件で私が個人的に感じた「警察組織の縦割り・不仲」が存在するのではないかと思います。

変なプライドや縄張り意識を捨て、全国警察組織が一体となれたらきっと今よりは良くなるような気がするのは私だけでしょうか?

 

また、警察がらみでもう一言。

昨今、警察(官)の不祥事が新聞に載らない日は無いほど多くの不祥事が発生しています。

確かに、不祥事が隠蔽されることはあってはならないことだと思います。

ですが、現在の報道の在り方は行き過ぎてはいないでしょうか?

言論の自由報道の自由は当然守られなければいけないでしょう。

しかし、必要以上に誇張された報道、過敏な世間の反応が本来、警察がすべき業務を委縮させてしまってはいないでしょうか?

私の身内にも警察官がいます。

彼らを含め、大多数の警察官の方々は真面目に真剣に激務に就いています。

批判するのは簡単ですが理解するのも必要なんではないでしょうか?

あくまでも私的意見ですが・・・・。

 

頑張れ日本警察!