ロックンロール (押尾)

 

最近、1日に3、4回は86とすれ違うようになりました。

発売開始から3年ちょっとになります。

 

すれ違うと、86オーナーとしての親近感とそれと同時に失望感を抱きます。

 

親近感は、86のような実用的ではない車両を保有するには、様々な障壁がある中、自分自身と同じような苦労をしてきただろう感覚です。

 

失望感は、自分自身にです。

 

86が普及するのは86オーナーとしてはうれしいことですが、普及しているということは、自分と同じものをもった人たちがたくさんいるということです。

 

購入当初は、周りには86は走っておらず、周りから見たら、「とんがった」車に乗っているという感じだったと思います。

しかし、普及した今や、どこでも走っている「まるい」車に乗っている印象になってしまいました。

 

小さいころから、「とんがった」生き方にあこがれていた、自分としては、「まるい」と見られるのは納得がいきませんし、そう思られるような自分になってしまったことに失望します。

 

しかし、自分にはロックンローラーやスポーツ選手のような才能はありません。

 

自分が「とんがった」生き方をするにはやらなくてはいけないことは一つしかありません。

 

現状に言い訳していたり、満足していたらできません。

 

自分が理想とする自分になるためにやります。

 

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