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一所懸命(安城事務所:杉浦)

こんにちは。安城事務所の杉浦です。

年明けから法定調書・償却資産、そうこうしているうちに確定申告・・・と慌しい日々を送っておりましたが、ようやく事務所も落ち着いてきたかなぁというところです。

 

さて、最近は吹く風に冬の冷たさがなくなり、春の陽気を感じるようになってきました。この時期になると連想ゲームのように、春→桜→卒業・・・そして新生活といったイメージが浮かびます。

 

今回は、そんな出会いと別れの季節に聞いたお話をさせて頂こうと思います。受け売りになりますが、私には10年近く経った今でも覚えているくらい印象的なお話だったので、お付き合い頂ければと思います。

 

私は小学校の頃、作文などで単純に「頑張ります」で締めくくるのが子どもっぽくて嫌だなぁと思い、「頑張ります」の前に一言付けるようにしていました。今思えば見栄っ張りでヤな子どもです・・・。それは「全力で」とか「精一杯」とかだったりしたわけですが、その中でも好んで使っていたのが「一所懸命」でした。「一所懸命」という四字熟語を、初め私は「一生懸命(いっしょうけんめい)」だと勘違いしていました。わりとよくある勘違いなのではないでしょうか?

 

とにかく私は、その間違いやすい「一所懸命」を正しく使えるんだぞ、という事がすごく誇らしく思えていて、間違えるのは恥ずかしい事だと思っていたんですね。そんな私の価値観を変えてくれたのが、中学校の校長先生が卒業式でしてくれたお話でした。

 

先生は、「“一生懸命”というのは確かに間違っているけど、私は言葉としてとても好ましいと思う。私はこの言葉をこう読みたい。“命を懸ければ一つが生まれる”。誰でも命懸けでやれば何かを生み出すことができるんです。一つでいいから、どうか命を懸けられるほど大切なものを見つけてください」とお話されました。わたしは、この“命を懸ければ一つが生まれる”という言葉がとても好きです。皆様はどう感じられるでしょうか?これを聞いた中学生の私のように、一生懸命という言葉を好きになってもらえたら幸いです。

 

ちなみに、現在は「一所懸命」も「一生懸命」もどちらも同様の意味で使われており、どちらも正しい言葉なんだそうです。言葉というのは、使う人の変化とともに変わっていくものなんですね。日本語って難しいです。