背番号7 (押尾)
毎年年の瀬は複雑な気持ちになりながら日々を過ごさなければいけません。
4年前は「降格」と言うことで多くの選手がクラブを去って行きました。
3年前は「昇格できず」、そして世界中に恥をさらしたクラブとなり、さらにエースである選手が去って行きました。
しかし、嫌な思いをするばかりではありません。
3年前も2年前も、かつての選手がクラブを去った選手がクラブ愛を持って、成長して戻ってきてくれました。
1年前には、「日本の10番」がクラブに来ました。
そして、今年は3年前にジュビロに戻ってきてくれた、上田康太のファジアーノ岡山への移籍がリリース発表されました。
彼が戻って来ると聞いたときに、「絶対彼のユニフォームを買おう!」と思い、2年連続で、彼の名前の入った「背番号7」のユニフォームを買いました。
一番彼のプレーで心に残っているのは、昇格を決めた大分戦での小林祐希へのアシストと試合終了の笛を吹かした右足のクリアです。
かねてから、「背番号7」をつけるのは彼しかいない!と多くのサポーターは思っていましたが、7年前に一度クラブを去ってしまい、その思いは果たせないままでした。
しかし、3年前に復帰し、回り道をしましたが、彼の元に「背番号7」が届きました。
今回のリリースは非常に悲しいですが、この思いを胸に年を越したいと思います。