『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』(久永)

 早いもので、2017年も残すところ2日。
おかげさまで、今年も仕事に余暇に元気に楽しく全力で駆け抜けることができました。

来る2018年は、東京オリンピックパラリンピックまで2年ということで、日本中がだんだん盛り上がりを見せて来ることでしょう。と、傍観者的ですが、先日、そんな私にも東京2020大会にささやかながら関わることができることを知りました。『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』がそれです。国民が参画し、メダル製作を目的に小型家電の回収を行い、集まったものから抽出された金属でメダルの製作を行うというものです。このプロジェクトを通じて、オリンピック・パラリンピック金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルを製作する予定とのこと。いったい、どれだけの携帯や小型家電を集めれば5,000個ものメダルができるのやら...。気の遠くなる話です。私の手元にも、壊れて使えなくなった携帯電話数台とノートパソコン、それに使わなくなったデジカメが。なんとか、中身のデータを削除して回収場所に急がねば!!

 回収は、2019年春頃まで。全国のドコモショップでは、使用済みの携帯電話、スマートフォンタブレットを、プロジェクト参加自治体等では、使用済み携帯電話、パソコン、デジタルカメラ等(主に小型家電リサイクル法に基づく28品目)を回収しているそうです。回収品目・回収方法等は各自治体によって異なるそうですので、確認が必要です。かがやきの地元安城市も参画しています。

 実は、私にとっての東京オリンピックといえば1964年大会。もちろん、リアルタイムでの記憶があるわけではありません。私の友人に、東海道新幹線が開業し、ひかり号が走った日に生まれたので、光子と名付けられた子がいます。参議院議員橋本聖子さんも、64年のオリンピックにちなんで聖子さん。『東京オリンピック東海道新幹線といえば、私たちの生まれた年だよ!』となんとなく誇らしいような気持がしたものです。が、64年には、誰が、携帯電話だのインターネットだのGPSだの想像したでしょう。リサイクル金属を活用してメダルを作るとは、隔世の感があります。それだけ日本のテクノロジー技術の目覚ましい発達、と同時に環境問題の深刻化も背景にあるのでしょう。

 東京2020大会の次に日本でオリンピック・パラリンピックが開催される時には、いったいどんな世の中になっているのでしょうか。そういう未来が待っているかどうかはわかりませんが...。とにかく、世界が平和であることを祈るばかりです。