油断大敵、過信はダメ


静岡事務所(宮城島です)

 

昨年、ひとりで東名高速道路を気持ちよく走行中、しばらくして

後方から妙な音がし始めました。 最初は聞いていたラジオの音楽

かと思っていましたが、その音がどんどん大きくなり、しかも嫌な感

じでリズミカル。もしや・・・こんなところでパンクか?

そう思いたくない自分もいて気になったけどサービスエリアもする

スルーして、せめて次のインターまで大丈夫だろうと甘い考えで突

き進む、しかしそのサービスエリアをスルーしたら急に音が大きく

なり車体が揺れハンドルが取られ出した。やばい、完璧にパンクだ、

もう無理だ。

 

次のインターまであと2キロの表示板の前で車を路肩に停め、恐る

恐る車外に出てタイヤを見ると無惨にもタイヤが引き剥がされてい

てとても走行は無理な状態。

 

さて困った。まずは冷静になろうと自分に言い聞かせ、等間隔に備え

られている緊急用の電話を探す。運が悪いことに路肩が狭い箇所で

しかもガードレールを覆い被すくらいの草木が生い茂り、電話どこ

ろかガードレールも見えないところで、しかも夕暮れで雨と風が強

まってきている。しばらく歩いても緊急電話が見当たらない、その間

の恐怖感はすごかった。

雨の夕闇に高速道路の路肩を傘差して歩く恐怖、すべてのトラック

が水しぶきを上げながら自分に向かってくるような錯覚で電話はあ

きらめ車に戻り自動車保険の代理店の方に電話して助けを求めまし

た。緊急連絡先を聞いてしばらく雨の中、車から離れポツンと待って

いましたがその時間が長いこと。遠くに緊急車両の黄色い車が見え

た時は本当にうれしかったです。もうこれで安心だとホッとしてい

ましたが、その方は、「雨だからこのカッパを着て、熱中症がはやっ

ているからお水です、じゃ気をつけてね。」とカッパとペットボトル

の水と工事作業者が着けている蛍光色の襷を私に渡して行ってしま

いました。「40分くらいでロードサービスが来ますから」と言い残し。

えっー、まだここで待つのー。

 

ようやくロードサービスが来てくれて、スペアタイヤにチャッチャ

と替えてくれました。

しかし今思えば、大事故にもならず、我が身も車も無事に戻って来ら

れたことに感謝です。

損保代理店の方、コールセンターの方、NEXCOのカッパとお水を

くれた方、タイヤ交換してくれたロードサービスの方、皆さん親切で

本当に助かりました。ありがとうございました。

よい経験をしたと思い、この反省を生かさなくてなりません。

車の整備はもちろんのこと、高速道路はもちろん通常でも絶対無理

な走行をしないことですね。

 

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