令和元年分 所得税確定申告 受付期間開始(水戸事務所 田口)

今日は令和2年2月17日です。
今日から令和元年分所得税確定申告の受付期間が始まります。
今年は曜日の関係で締め切りが3月16日と例年より1日長くなっています。
1日長くと言っておいてなんですが、実は例年よりも2日長くなっているのです。
何故かというと、今年はうるう年なので2月が29日まであるからです。

さて、今年はうるう年ですが、皆さんうるう年の意味を知っていますでしょうか?
現在日本で使われている「太陽暦」の1年は365日とされています。これは地球が太陽の周りを1周するのにかかる日数ですが、実は1年につき6時間ほど足りません。そのため4年経つと、6時間×4=24時間、つまりあと約1日分の時間が、地球が4年前にいた元の位置に戻るために必要になるのです。
そこで、紀元前1世紀に太陽暦を使い始めたローマでは、「西暦の年号が4で割り切れる年」をうるう年と定め、4年に一度、1年の日数を1日増やして調整するようにした、というわけです。

ここまではご存じの方も多いのではないでしょうか。ただ、この話には続きがあります。

本当のズレは1年につき6時間ではなく5時間49分なのです。そのため、うるう年を設定したことで、実は1年につき約11分の増やしすぎになっています。
そのためさらなる微調整が必要になり、16世紀に例外として「西暦の年号が100で割り切れる&400では割り切れない年」は、うるう年にはならないというルールができました。
本来、400年が経つと、11分×400年=4400分≒73時間、つまり約3日分の時間が増えてしまいます。そこで、うるう年を400年間で3回減らすことで、約3日分の時間を減らすことにしたのです。
たとえば、西暦2100年、2200年、2300年などは例外に当てはまるため、うるう年にはなりません。西暦2400年は100で割り切れますが、同時に400でも割り切れるので、例外には当てはまらず、うるう年となります。

「今年はうるう年と曜日の関係で2日長い」といって余裕を持たず、早め早めに完了させていきたいです。