LED電球について(静岡事務所:髙橋)

 早いもので、東日本大震災から1年が経ちました。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

今回は省エネで注目されたLED電球についてお話したいと思います。

LED電球の長所としては、省電力であること。

消費電力量は白熱灯の1/10で省エネの点でも人気が急上昇しています。工場を全部LED電球に交換すれば電気代が安く済むので採用している会社もあります。

寿命は白熱灯の約40倍なので1個の値段は高いですが4年ぐらいは交換しなくてもいいので、高い天井に取り付けると便利です。

その他の長所としては、光が当たって熱くなることもない。蛍光灯と違って最初から100%の明るさで点灯します。紫外線も無いので光りあせをしません。

白熱電球の明るさはワットで示されますが、LED電球の場合は、ルーメンで表示されます。でもそれでは、分かりにくいので「電球60W相当」と書いてあります。

あと気をつけなければならないのは、LED電球は、それ自体が発熱をするので、カバーで覆われている照明器具には使えません。使う場合、必ず密閉型器具対応のものを使ってください。

外灯として使う場合は、「防水対応」した製品を使った方が無難です。

それからLED電球は内部に電源回路を持つため、白熱電球用の調光システムにセットするときには「調光器対応」と書かれた製品を選んでください。

さらにセンサー付きものもあって、廊下や倉庫など人が通ったときに点灯し、人がいなくなると消灯するので便利です。

最近ではシーリングタイプ(リングタイプの蛍光灯)も出ています。しかし、商品価額も高く、消費電力は蛍光灯の2~3減、寿命も蛍光灯の2倍程度なので電球から交換するよりもメリットは少ないです。

LEDの欠点としては、基本的に光を直線的に照らす特徴があり、白熱電球のように前方向を照らす用途には不向きなので、玄関とかトイレに向いていました。

しかし最近は、「広配光タイプ」が販売され、光が部屋全体にいきわたるものも出てきました。

光が眩しすぎて直接見ると目によくありません。しかし最近は眩しすぎないようになっている製品も増えてきました。

あと安い製品では、目には分かりませんがちらつきが多く目が疲れてしまう物もあります。携帯のカメラで確認できる場合もあります。

安い外国製商品の場合、LED電球の電源コイルの磁力の影響でテレビやラジオに影響する物もあるので気をつけてください。

ハロゲン電球タイプや豆電球タイプもできてきました。パナソニックから透明のガラスを使い電球のように見える商品も販売され、商品の種類も増えてきました。

光の色合いも白熱電球のような光の「電球色」や蛍光灯のような「白色」などありますので好みや用途によって選んでください。

以上のことを考慮してLED電球を使って、みんなで少しでも省エネに協力しましょう。