決意を新たに(久永)

 『次はどんな扉を開こうか、そんなことを考えながら自分との闘いを楽しもうと思います。はたして、100キロウォークの結果やいかに!』と書いてから、はや1年3か月。時の流れのなんと早いことか。

 事務所の仲間や友人、家族、多くの人たちの絶え間ない、そして暖かい応援のおかげで、なんとか完歩することができました。まさに『感動・感激・感謝』のうちに一昼夜に及ぶ旅は幕を閉じました。

 今回の挑戦に迷う私の背中を押してくれた姉に、『感想は?』とたずねられ、『いいひとになる!!』と即答。支えてくれた多くの人たちにこの感謝を伝えたい、恩返しをしたい、人の支えなくしてたった独りで成し遂げられることは何もない、私も、皆さんがしてくださったように無条件で人を支えられる人間になりたい。そんな気持ちから出た一言でした。これまでも、先輩や上司にしていただいたことを、同じように次の人たちに受け渡していくことが、『恩返し』と思ってきましたが、その気持ちがさらに強固なものになりました。通ってきた道だからわかることがある、次にその道を歩く人に勇気を持ってもらいたい、誰かのために...。

 あれから、はや1年3か月。果たして、『いいひと』でいられたのか...。毎日の生活に追われて、いつしか、あの気持ちをどこかに置き忘れてしまっていた日もあったような気がします。100キロウォーク参加を機に、新しいことにどんどん挑戦しよう、色んな扉をあけてみようと決めたけど、いったい、いくつの扉を開けられたのか。本当に光陰矢のごとし。あれよあれよと時に押し流され、何もしていないのに2015年が終わろうとしています。もうすぐやってくる2016年こそは、必ず、新しい扉をあけ、これまで見たことのない素敵な景色を見てみたい。決意を新たに新年を迎えたいと思います。