せいり・せいとん(仲井)
朝からおふろに浸かるような毎日、
みなさま いかがお過ごしでしょうか?
さてさて、ちょっと前の6月末にお引っ越しをしました。
高校卒業以降だけで、かぞえること9回目。
今までの引っ越しは、実家を出たり入ったりの繰り返しだったのですが、
今回は今までと違って実家の新築。
ここで「実家」とは・・・
その定義は、引っ越しにあたっては「万年倉庫」をいう。
ということで、「実家に置いときゃいいや」
が今回は通用しません。
じぇ!じぇ!じぇ!
定義うんぬんはさておき、
実家のクローゼットをひっくり返せば、出るわ出るわの思い出の品々たち。
さてどうしようか、、、そんなとき
「ときめき」
という言葉が脳裏をよぎりました。
ということで、品々を種類ごとに「ぜんぶ」部屋に「並べて」ときめき査定。
当時のときめきはあるものの、9割以上は「もういいかな」。
とくに手紙。悩むとキリがないので処分。
いちばん悩んだのは、小学生のときから部屋に貼ってあった写生大会の絵。
奇跡的に金賞を貰った絵なので相当悩みましたが、
古い家とともに、心のアルバムに貼っておきました。
ほかにも、容赦なくたまっていく「本」や「洋服」たち。
引っ越しのつど、大量処分を繰り返しましたが、今回は輪をかけた処分を断行。
「本」はまた買えばいいや。「洋服」は1年着なければもう着ないだろう。
本当に必要なモノって、モノの方から
「わたしを捨てないで・・」ってうるんだ瞳で主張するんですねぇ。
♪Don't leave meぃぃ~ 誰もぉ~…
そんな引っ越しも終わったころ、「整理・整頓」に関する本を色々と読んでみました。
共通点は・・・
「要ると思っているもの」を「必要なもの」と「そうでもないもの」に分けること。
その基準のひとつとして、先にあげた「ときめき」。
「要ると思っているもの」のうち「そうでないもの」を処分すると「整理」が完成。
残ったものを、あっちこっちに置かずに種類ごとにまとめると「整頓」が完成。
めでたしめでたし。
普段から心掛けていることとして、「書類」の保存。
一週間見なければ、捨てるか、PDFにして保管しています。
(保管期間が法律で定められているものは除きます。念のため)
そして、マイルールとして10秒以内で検索可能なように
所在地を明確にしています。
ところで、なんでモノが増えるのか?
考えると、モノに囲まれていると、なんとなく安心するんでしょうね。
「いつか使うから」の「いつか」はまず来ることはなく、
もし来たとしても他のもので対応可能。
モノに囲まれた環境から生まれるのは、「安心」とも思えるけど、
ホントは自分にとって大切なモノを識別できない「混沌」かなと。
自分にとって大切なものってなんだろう?
自分の考え方をシンプルする方法って何だろう?
そのために「整理」って大事なんだなぁ、としみじみ。
というわけで、今度は11月の記念すべき10回目の引っ越しの準備中。
はやいこと11回目の引っ越しをしたいのですが・・・
それはまた別のお話。
<参考文献>
「人生がときめく片づけの魔法」 近藤麻理恵
「トヨタの片づけ」 ㈱OJTソリューゾンズ
「『超』整理法」 野口悠紀雄
「百年たっても後悔しない仕事のやり方」 出口治明
「村上朝日堂」 村上春樹
~余談~
もうすぐ8月15日です。
黙とう